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もる 〜福盛和男
今日は福盛投手の誕生日です。イーグルスの投手の中で私が一番好きな選手。イーグルスファンになったきっかけも彼の存在が大きい。


男前

2006年野村監督初年度、開幕10試合で1勝しかできずに低迷。当初野村監督は抑え投手に前年チーム最多セーブをあげた福盛ではなく小山投手を任命。ところが小山は監督の期待を裏切り続ける。そこで福盛が登場。「監督を見返したかった」という彼はその後次々と完璧なピッチングを見せ、26回2/3連続イニング無失点という素晴らしい記録を打ちたて抑えの座を不動のものとした。


超男前

弱小チームで奮闘する投手を見て心を動かされない訳はない。顔が友人にそっくりなこともあり余計に感情移入。ブログが面白いという話を聞いて覗いてみると、私生活やらチームの裏事情を軽快な文章で綴ってあってとても楽しい。

「嫁が風邪をこじらせたのでフルーツを買って帰ったが1万円もしたので月の小遣い8万のボクとしては非常に痛かったです」とか、ハマの番長三浦選手にスパイクを借りた時の話では「返すときにピカピカに磨いて返しました。だって汚れたまま返すと”ツッパリハイスクールロクンロールキック”が飛んできますから・・・」とか。

ああ、野球選手も普通の人間なんだなって。選手とファンの垣根を少し低くしてくれた感じ。

ブログは当時、誰もがコメントを残せるようになっていて、実際福盛投手自身も、ファンの声援を受けて発奮してくれていたと思う。ところが少し打たれるとかなり悪意のあるコメントが書かれるようになり、それは今年に入ってからはさらにエスカレートしていって「お前なんか必要ない」とか「辞めろ」さらに「死ね」とかかなり露骨なコメントが目立ち始めるようになる。打たれた日には、待ってましたとばかりに掲示板を荒らす。彼の性格上、褒められて伸びる、けなされると人一倍落ち込むタイプなので、つらかったと思う。もう、相手チームと闘う以前に、ブログに寄せられる悪意との闘いを強いられているようで、あがいてあがいて余計に負のスパイラルに巻き込まれてしまっていた感じ。やがて掲示板は閉鎖され、更新の数は減り、最近では無難で面白みの欠ける文章しか綴られなくなってしまった。

私も見ていてつらく、どうしてこんなひどいことを平気で書けるのか、応援しているチームの選手をひどく言えるのか悲しかった。成績のいい選手だけを見ていたいなら巨○でも応援すればと。

2ヶ月ほど前、彼が楽天の番組でゲストに来ていたときに、岩隈投手の違和感のことを聞かれ、「ボクは全身違和感だらけです」と言った。軽く発した一言だったけど、ほんとはどこか痛いんじゃないかなと思っていたら・・・ここへきて右肘の手術だそうです。遊離軟骨が7個もあるとか。誰も知らないとこで無理して投げていたんだな・・。無事に復活して、また去年のような快投を見せてくれることを祈ってます。分かっていても打てないフォーク、打者の胸元をえぐるシュート。私はあなたを見て楽天ファンになったんだよ。

author:あつし, category:野球-baseball, 17:12
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